本日午後イチは浦和にて「トップフォーラム」。
今回も、テーマは危機管理。
上田知事をはじめ、埼玉県内の首長らが集まり、岩手県陸前高田市の「戸羽太市長」をお招きし、「首長その時の決断」という演題でご講演いただき、その後意見交換を。
戸羽市長が市長就任した約4週間後に陸前高田市は東日本大震災により被災。市内約1700名がお亡くなりになり、職員も三分の一が亡くなられました。そして戸羽市長の奥様も津波によりお亡くなりになられました。
そうした中、戸羽市長が一番にお話しされたのは、
「行政は何も出来ない。自分の命は自分で守りなさいと市民に言うべき。」
「これは行政側の怠慢うんぬんではなく、そもそも自然は私達の予想をはるかに上回るもので、『防災』などという考えは甘く、出来て『減災』である。」
「陸前高田市の市民はみんなそうした『自助』の重要性を実体験を通して分かっている。それを全国に伝えたい。」
ということでした。
これはまさに、三条市の國定市長や釜石の奇跡の片田教授のお話しと同じであり、私も市長キャラバンなどで皆さんにお伝えし、9月の「広報よしかわ」においても記しています。
「命を守る災害対策はまず家庭から」
ぜひそうした意識を高めていただきたいと思います。
中原恵人