本日は、「障害者の就労支援」について、横浜にある「富士ソフト企画株式会社」へ伺わせていただきました。
IT関連企業の特例子会社である「富士ソフト企画株式会社」は「自立と貢献」、「生涯働ける会社」を企業理念とし、159名の社員のうち、133名が身体、知的、精神など様々な障害を持っています。
他の企業では採用があまり進んでいない精神障害者の雇用にも積極的に取り組み、
また、異なる障害のある社員同士で仕事をサポートし合う仕組みや、カウンセラーの配置、フレックスタイム制の導入などを実施しています。
さらに、障害者の就労を支援するための職業訓練も実施しており、この訓練では、雇用されている精神障害者の社員が訓練プログラムの内容を考え、講師を務めてもいます。
雇用、そして運営に「臨床心理的視点」がキチンと取り入れられており、大変参考になりました。
最後に長嶋社長が「とは言っても、やること全てがうまくいってるわけじゃないんです」と笑いながらおっしゃる姿に、逆にチャレンジ精神と社員への愛情を感じました。
また、「障害者の就労を進めるには、社長が全て。社長にこそ現場を見てもらえば、様々なアイディアが湧き、雇用も進む」と言う言葉に今後の行政の課題が見えました。
中原恵人