次は一路、福島県楢葉町で開催の「きぼうの桜サミット」へ。
「きぼうの桜事業」とは、
若田光一宇宙飛行士とともに宇宙を旅した日本屈指の名桜(例えば北杜市の神代桜などで、高さは30メートル、寿命は1000年を越えると言われる)の種から育った直系子孫の「桜=宇宙桜」を
被災した自治体が津波到達点上に植え、千年風化しない避難の目印に、そして宇宙からも見える復興のシンボルとして、この星の子孫たちへ残すという長期的事業。
吉川市においては、
・一般財団法人ワンアースさんやJAXAさんのご協力の下での、金井宇宙飛行士と小学生とのリアルタイム交信事業を展開するなど、「宇宙への思い」がある。
・全村避難から復興の道を一歩一歩歩んでいる飯舘村との連携による「復興への絆」がある。
・約70年前のカスリーン台風における利根川決壊により、高さ約2.5〜3mの水に襲われ、市が水没した「災害記憶継承の必要性」がある。
ことなどにより、この「宇宙桜」を植樹することが認められ、
来年、飯舘村に植樹されるのと同時のタイミングで、「吉川市さくら祭り」のメイン会場である「関公園」に植樹される予定となっています。
そうしたこともあり、この日のサミットではパネルディスカッションに登壇し、「きぼうの桜事業」を通して、次世代に何を伝え送るかをお話しさせたいただきました。
これからも、
サミットに参加された多くの自治体の皆さん、地域の皆さん、小学生、中学生、高校生の皆さんと共に、
「宇宙への思い」「復興への絆」そして「災害の記憶」を未来に紡いでゆきたいと思います。