【小中学校のエアコン設置について】
6月に、
「市内小中学校へのエアコン一斉設置」を表明しました。
それ以前の方向性は、
東中学校、栄小学校、旭小学校のトイレ洋式化を含む大規模改修に約27億円という大きなお金がかかることから、
「東中学校の大規模改修からトイレ洋式化&エアコン設置を進める」とし、
昨年、東中学校の改修工事(約9億円)を終えたところでした。
しかし、そうした中で、美南地区に建てる「新中学校の建設(約62億円予定)」と「旧庁舎の解体(約3億円予定)」が予定より安く入札され、借金がかなり圧縮できたので、
借金する予定だったその分を、そのままエアコン設置の借金に振替える考えで進めようと決断し、
「一斉設置」を6月に発表したのです。
(つまり200万円借金して、クルマを買おうとしたら、180万円で買えた。しかし借金は当初のまま200万円と決断し、20万円でクーラーも買って、今後両方の借金を返済していこうという感じです)
学校へのエアコン設置は、家庭でエアコンを設置するのとは違い、
買い取りかリースか、ガスか電気かの判断や、国からの補助金を得ることなど、設計と設置にかなりの時間がかかるのが通常であり、また金額もこれまで11校設置で約9億円の見積もりが出るほどの大事業です。
そこで、6月に発表して以来これまで、様々に検討を重ねてきたのですが、
本日、
◉来年7月を目指し、エアコン設置を進める。
◉大規模改修との二重投資を出来る限り避ける配慮しながら、市内全校一斉に設置する。
◉来年夏に間に合わせるために、リースとし、国からの補助を現段階では計算せずに、9月議会での補正予算ではなく、8月中に調査を開始する。設置工事は来年夏休みでは無く、来夏までの土日などの休日を利用して進める。
◉普通教室はもちろん、特別教室へも設置することを基本とするが、精査し、未使用の教室などは対象外とすることもある。
◉費用は概算10数億円。電気代も含めると、今後毎年7000万円ほどが常に支出されることになる。
という内容を、
PTA連合会と市議会にお伝えし、
ご理解、ご協力をお願いしました。
中原恵人