議場での議員からの質問に答える為に、
かなりの時間をかけ職員と協議し、
答弁をつくります。
私と職員の間でも議論が白熱したり、
副市長とも協議を重ね、
一つ一つ決定してゆくので、
市長がやりたいようにやれるなんてことはありません。他市でも同様でしょう。
だからこそ、
これだけのエネルギーをかけているからこそ、
(つまりそれは税金なわけで)
議場での真剣な議論を議員に求めているのです。
そんな中、
本日登壇された議員3名との質疑応答では、
市政における大きな決定を発表し、
有意義なやりとりが出来ました。
一つは、「クーラーの全校一斉設置」についてです。
吉川市においては、昨年、
大規模改修をした東中学校からトイレ洋式化、クーラー設置をはじめましたが、
本日の、
会派「未来会議よしかわ」の戸田議員の質疑に対し、
市内小中学校の「クーラー設置」は、大規模改修に合わせるだけではなく「全校一斉の設置も見据えて調査する」と答弁しました。
全校一斉設置での費用は約9億円。(11校設置で)
それに維持管理、電気代のランニングコストを加えて考えなければなりませんので、どのようなやり方が最適か、まず調査を行ってゆきます。
次は、
「公明党」の五十嵐議員、
「未来会議よしかわ」の林議員、
からの質疑に対して、
これまでは、「行財政改革を踏まえた民営化」の方向性であった第二保育所を
「公設公営で維持し、園舎を建て替え、発達に不安がある子供達を積極的に受け入れてゆく」と答弁しました。
「クーラー設置」と
「第二保育所のあり方」の二つは、
これまで長い間、
吉川市の懸案事項だったものであり、
大きなターニングポイントとなる質疑応答でした。
政策の理念を議論したり、
具体的な提案について審議したり、
こうして懸案事項に方向性をつけたり、
それこそが議会だと思います。
中原恵人