2016年5月に亡くなった演出家・蜷川幸雄先生の三回忌追悼記念として、代表作の一つ『ムサシ』が彩の国さいたま芸術劇場にて公演されました。
この作品は劇作家・井上ひさしさんが書き下ろし、2009年に初演されましたが、今回は2013年〜2014年公演のメンバーである藤原竜也さん、溝端淳平さん、鈴木杏さん、六平直政さん、吉田鋼太郎さん、白石加代子さんら、蜷川幸雄先生から最後に直接演出を受けたメンバーが再集結しての公演であり、素晴らしいものでした。
吉川市では蜷川幸雄先生が立ち上げられた高齢者演劇集団「さいたまゴールドシアター」の流れをいただき、
ここまで二年間に渡り、演劇ワークショップを開催し、昨年は舞台公演も実施、
芸術性のみならず、「高齢者の健康」「子供達の教育」「青年達の社会参加」「地域の絆づくり」などに成果が見られたところです。
吉川市は今後も、埼玉県や彩の国さいたま芸術劇場のお力、そして蜷川幸雄先生の後を継ぐ先生方の指導をいただきながら、「様々な分野の課題解決を目指す総合政策としての芸術文化事業の推進」を図ってゆきます。
中原恵人