昨年５月に８０歳で死去した蜷川幸雄先生の一周忌追悼公演「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」が今日から１６日まで、「彩の国さいたま芸術劇場」で行われます。
同作品は蜷川先生が率いた高齢者の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」の代表作で、
四年前の熊谷公演では、観劇と同時に蜷川先生とお話しもさせていただき、
「吉川市でもぜひゴールドシアターの流れをくむ市民劇団を立ち上げたい」とお伝えし、ご指導をお願いしたのを昨日のことのように憶えています。
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当時、パリ公演を経ての凱旋公演で、
高齢者劇団との肩書きが不釣り合いなほどの肉体を使った迫力とスピードの演出、
特に、虎婆役の重本恵津子さん(当時87)、鴉婆役の田村律子さん(当時73)の動きには鳥肌がたちました。
そうしていま、吉川市ではまさに蜷川先生の想いを受け継ぐ講師の先生方にご指導いただき、今年度は市民による舞台発表も予定しています。
ぜひ皆さんには「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」、そして今年8月26.27日予定の吉川市での舞台発表もご覧いただければと思います。
中原恵人