後日談。
面識のないご年配の男性が訪ねてきて、少し興奮した感じで
「あの桜のことは俺に対して言っているのか⁉︎」と。
何のことか分からず、話しを聞くと、「桜剪定に反対する文章をネットに書いたが、市長がそれを批判した」と。
私は、
『そうじゃないですよ。失礼だけどそこまでネットへの書き込みを自ら進んで読む時間はありませんし、自分から割り込んでいってまで意見しません。
けれど、直接お問い合わせのあるものや、お会い出来るときは、しっかりと個別にお返事をしています。
それでもここのところ、
一方的に「桜切るバカはお前ら市役所だ!」とか
「警告する!桜を切るな!」
「桜は観光資源と言いながら、切り落とすなんて!市は言ってることとやってることが全く違う!」などと、
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」を引き合いに出した「感情的」な形での投書等が私のところに数件届くということがあり、
しかも無記名なのでその人達に返信も出来ないので、私のブログなどで桜の剪定の説明と、そうした感情的なやり方へ異議を唱えたんですよ』と。
するとその男性は「市民が意見を述べたらいけないのか!」と…。
きちんとお話を理解していただけていないように感じたので、
次の仕事の時間も迫っていたけれど、乗りかけた舟なので、さらに説明を。
『県議時代から、市民1人ひとりの小さな声や意見にも耳を澄ますという理念で活動してきたこと、
市長に就任してからも、大きなテーマは「市長キャラバン」、
団体の抱える課題については「どこでも市長」、
市民1人ひとりからの意見・要望である「市民の声ペーパー」にも全て目を通し回答し、面会もし、
市民との共動を実践してきたこと。
また今年度から、「地区担当官」や「市民シンクタンク」を設立し、さらなる市民との共動を展開しようとしていること』も説明し、
さらに、
『今回の「桜の件」でも、「桜が突然剪定されて寂しい。なぜ剪定を?」と、「感情的」にならずに質問されてきた方々には、お一人おひとり、丁寧に説明させていただいています。
私自身も、「いくらプロの造園業者が行ったとはいえ、この剪定の仕方は少し桜に対して愛情がないなぁ」と思う箇所もあるので、そうしたことも、今後造園業者には伝えますね、と話しています』と。
さらにさらに、
『疑問点やご意見にはしっかりと向き合っています。連絡先が分かるようにしていただければ、全て個別にお応えしています。
しかし、
「市役所はバカばっかりだ!」
「税金で食わしてやってるのに!」と
感情的な形で、
しかも少し調べれば「桜の剪定自体は間違いでは無い」のは分かるはずなのに、
「桜を切るなんてバカだ、無知だ」と市や職員を口撃してくることに異議を唱えているんです』
『特に、そうした感情的にモノを言う人は声が大きく、また情報発信も好きなので、大切なテーマを素通りし、問題を矮小化させたり、混乱させたりすることが多く、特に災害時などは非常に憂慮すべき事態を引き起こすこと、
さらにその人が地区のリーダー的存在だったりすると、なおさらその影響は大きく、いち民間人、私人であっても自身の言動には注意を払うべきで、それが本当の意味での「街への愛」だと思うということ。
私が「市民との共動」を本気で掲げているからこそ、市民と行政の信頼構築を阻むような言動に苦言を呈していること』
を伝え、
『ご理解いただけますか?』と。
その男性が沈黙してしまったので、
ちょっと一気に話しすぎたかなと思い、
『あ、すいません。やり込めようという気持ちは無いんです。
もし、私の話しの中で、「桜の剪定の理由の説明」と「感情的に行政を口撃することへの異議」について納得出来ない部分があれば、
私が返信出来るような形でご意見いただければ、しっかりお応えしていきますね』と。
するとその男性、少し笑ってくれて「分かった。それじゃ、今度何かあったら市長に手紙書くからよろしくな」と。
その後は今年からはじめた「さくら祭り」や「提灯新調」、「夜桜ライトアップ」などの桜チャレンジについて宣伝を(笑)
時間にして15分ほどのやりとり。
でも、顔を向き合わせての話しで、少しは理解してもらえたかな、と思いながら、次の仕事に慌てて出発。
この文章読んでくれているかな?(笑)
明日の「さくら祭り」ぜひ来てくださいね(笑)
それから、ご意見はわざわざ手紙じゃなくても、メールでも良いですよ(笑)
中原恵人