「見えないようにしてきたものを身近なものとして取り戻す」。
これは僕の政治活動の基本となる考え方の一つ。
水辺の再生、障害におけるノーマライゼーション、ゴミ問題、エネルギー問題、街づくり等々、
僕が取り組んでいる様々なテーマへのアプローチの根底には、この「見えないようにしてきたものを身近なものとして取り戻す」という考え方が共通してある。
もちろん「食」というテーマにおいても同様で、「農」に対してはこれまで自身のスクールを通して「実感、実体を自らの手でつかむ」試みを生徒達と展開してきた。
そうした中で、次は「肉」をテーマにアプローチの一歩目をと、
今日は和光市にある「埼玉県食肉衛生検査センター」、そして食肉加工工場を持つ「(株)アグリスワン」さんへ視察に伺わせていただきました。
「埼玉県食肉衛生検査センター」は、食肉検査業務、とちく場等の衛生指導、調査研究業務など食肉の安全性確保に関する事業を行っており、
「(株)アグリスワン」さんは、「と畜」から部分肉加工まで外気に接触することなく、HACCP手法の実践による衛生的かつ万全の安全環境を実現しており、1日当たりの「と畜」解体処理能力は、牛120頭、豚350頭。各地の協力牧場で生産された良質の国産肉の供給事業を展開されている。
そうしたそれぞれの事業を視察させていただく中で、食品衛生という面のみでは無く、「見えないようにしてきたものを身近なものとして取り戻す」、つまり「人が生きてゆく」「食」「命」「肉」「いただく」ということを深く考えることが出来た一日でした。
次は秩父方面に「肉」に関しての視察に伺います。
中原恵人